減量しようと、あるいは現に減量しつつある女性は、禁煙したら太るかもしれないと思ってなかなか禁煙に踏み切れないようだが、本当にそうなのだろうか?
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ノースウェスタン大学医学部チームは、雑誌『中毒』に1991〜2007年に発表された10の研究を調査しメタ分析を行った結果を発表した。目的は、減量プログラムで体重を減らしながら、同じ時期に禁煙もすることができるかどうかを知ることだった。
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1991年から2007年に発表された779件の文献リストから35件のランダム化対照試験が見つかり、検討条件を満たしたのはそのうちの10件。対象となる喫煙者は2,233名だった。
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禁煙と減量治療をともに行った女性は、禁煙のみを行った女性に比べて、禁煙に成功する傾向が、3ヶ月の短期間では29%、6〜14ヶ月の長期間では23%多いことがメタ分析の結果から明らかになった。同時に減量にも成功する傾向が高かったという。
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著者らは結論として、短期の場合には減量治療中に禁煙治療を同時にしても問題があるどころかかえって両方とも上手くいくという有意なエビデンスがあるとした。しかし6ヶ月以上の長期の場合にははっきりしなかった。 つまり、禁煙だけをしたら体重が増えるのではないかという俗説は否定されていないが、少なくとも禁煙と減量を同時に行えば体重も増えず禁煙の成功率も増すということのようだ。
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