結婚は、社会的に認められる男女間の結婚関係の成立をいう。結婚は、様々な意味で体重と肥満に関わる(Sobal 1984)。肥満者は結婚が遅く(Gortmaker et al 1993)、体重の重い相手と結婚する(Sackett et al 1975)。女性の場合は必ずしもそうではないが、男性の場合は結婚している人は結婚していない人よりも体重が重い(Sobal et al 1992)。結婚すると体重は増え(Craig and Truswell 1990; Kahn et al 1990, 1991)、離婚すると体重は減る傾向がある(Kahn et al 1990, 1991; Rauschenbach et al 1995)。すなわち、肥満の人は結婚するのがより難しく、結婚と体重増加、また離婚と体重減少に関連がある。結婚は人生を組み立て、食事と活動の社会的義務を発生させ、さらに体重と体型についての規範的な認識に影響する。未婚か既婚かは体重の予測変数であり、体重を変化させるまたは維持するための介入は、配偶者との関係の中で行うのが効果的である(Burke et al 1999)。
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