ダイエットサプリメント・ダイエット食品と大豆とホルモン

　閉経後の乳がん患者で、ホルモン感受性の乳がんであり、大量の大豆イソフラボンを摂取するものは、乳がんの再発リスクが低い、という中国ハルビン(哈爾浜)医科大学の研究。
大豆イソフラボンは女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た化学構造を持ち、エストロゲンに似たあるいは阻害する働きをすると考えられている。
研究では、524名の乳がん手術をうけた患者を対象に5-6年間の追跡調査が行われた。その結果、もっともイソフラボン摂取量の少なかった患者に比べて、もっとも摂取量の多かった患者は、有意に再発リスクが低下していたという。
しかし閉経後女性の生存率には影響せず、また閉経前の患者には何の効果もみられなかったという。
研究者らは、もっとはっきりしたことを知るためには多施設臨床試験が必要だとコメントしている。