米国立がん研究所の研究チームは、494,979名の米国人成人(51-71歳)を対象に10年間追跡調査したところ、215名が食道扁平上皮がんを発症した。
この中には、赤肉の消費量がもっとも低かった20%の人々では28例、消費量がもっとも高かった20%では69例が含まれていたという。また454名が胃噴門部がんを発症したが、赤肉の消費量がもっとも低かった人々で57例、消費量がもっとも高かった人々では113例だった。
さまざまな条件を勘案した結果、赤肉の消費は、食道扁平上皮がんの発症を有意に高めるが、胃噴門部がんの発症には直接関係はなさそうだと結論している。
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