ダイエットサプリメント・ダイエット食品と体重コントロール

　思春期男女130人（減量に成功した経験がある62人、減量に成功しなかった経験がある68人）の調査。

　思春期男女とその両親に、体重管理計画、座業による行動、食事摂取量、身体活動、体重を測る頻度、現在の体重状態について質問した回答を分析。

　減量には４つのパターンがあることが示唆された。（１）健康的な減量行動(HWCB)、即ちカロリーを減らし、身体活動を増やし、高脂肪とジャンクフードを減らし、ソーダを減らし、水を増やし、体重を測り、果物と野菜を増やし、運動もいろいろな種類を試みる。（２）不健康な減量行動(UWCB) 、即ち下剤、嘔吐、利尿剤、喫煙、絶食。（３）極端な食事変更(EDC)、即ちダイエット飲料の使用、アトキンズ（超低炭水化物）ダイエット。（４）計画的な行動(SB)、即ち 決められたカロリー摂取、カロリー計算、食事記録、栄養士に相談しながら。

　減量に成功した思春期男女は、運動レベルが増し、ソーダ摂取量がより少なく、よく歩いたり階段を登ったりし、体重を頻繁に測ることが報告された。つまり（１）の健康的な減量行動の有効性が示唆された。次に有効だったのは（４）の計画的な行動だった。
　（２）の不健康な減量や（３）極度の食事変更には特筆すべき差は認められなかった。