ダイエットサプリメント・ダイエット・健康・傷心？　心痛？　頭痛薬で治るかも

　ハートが壊れるとは、比喩的に使う事が多いのだけれども、実際に社会的な「痛み」と身体的な「痛み」には共通点が多いようだという研究。今までの経験の中で最初にネガティヴだったものを挙げよと問われたとき、人は往々にして拒絶体験を語ることがある。社会的な拒絶を経験した場合には、身体的な痛みを感じた場合と同様の脳内の活性が見られるようだと言うのである。 身体的な痛みと社会的な痛みは、脳の中で同じ部分で処理されることが多い。身体的な痛みには二つの側面があって、痛みの感覚の触知と、脳の中でその痛みがどの程度ネガティヴになるかをとらえるという側面である。この場合の脳の中での反応に関して、社会的除外を感じた際にも脳の中の痛みを感じる部分が同じように働くようなのだ。 身体的疼痛に感受性の高い人々は、社会的な疼痛に体しても同様に感受性が高いよう絵ある。これらの人々において解熱鎮痛薬アセトアミノフェンを飲んでもらうと、プラセボに比べても傷ついたような感情が減弱することが分かった。 社会的な痛みを避ける為に鎮痛薬を飲みなさい、というのではない。さらに、拒絶されて痛みを知ることにはそれ自体に人生面での利益がある可能性がある、今後、どのような場合に実際に治療すべきかなどについて、検討して行くと研究者らはまとめた。