ダイエットサプリメント・ダイエット・健康・健全な食生活がIQも高めるって！

　オーストラリアで7000人以上を対象とした観察研究により、2歳までの食習慣が8歳時点の知能指数（IQ）に影響するようだとする報告が発表された。 同国で7097人を対象としたコホート研究ALSPACにおいて、生後6ヶ月、15ヶ月.24ヶ月時点の食生活の様子が聞き取られた。そして対象者8歳時点のIQテスト評価ととの関係を解析した。 食事習慣に関しては、授乳パターンや離乳食の内容など、それぞれの時点に即した内容により聞き取られた。具体的には、母乳による授乳を行っているかや、市販の離乳食の利用があるかや、ビスケットやチョコレートといったいわゆるジャンクフードの摂取習慣について調査された。 解析の結果、6ヶ月時点で母乳を飲み、15ヶ月と24.ヶ月時点で豆類・野菜・果物・チーズといった食品を含む健康的な食習慣があった子は、8歳時点のIQが2ポイント高かった。また6ヶ月時点で肉、豆類、野菜、デザートといった、家庭で調達する食品を食べていた者のIQも高いことが示された。 一方、ビスケット、チョコレート、ジュース、ポテトチップを生後24ヶ月までに日常的に摂取する習慣があった者は、8歳時点のIQが2ポイント低かった。 市販の離乳食を食べる習慣が6ヶ月と15ヶ月時点であった者は、IQが低い結果となった。しかし24ヶ月時点で食べていた者は、逆にIQスコアが高かった。 研究者は、乳児期の食事が脳神経組織の発達に必要な栄養素を供給するため、きわめて重要であると解説する。 8歳時点のIQスコアの差はわずかであるが、この結果は2歳までの食事の重要性を説くにあたり、貴重なエビデンスであるとしている。