米国で低脂肪ダイエットといえばディーン・オーニッシュ博士です。彼の著書「もっと食べて、減量しよう(Eat More, Weigh Less)」は米国でベストセラーになりました。しかし、低脂肪の食生活に対する国民の意識は高まっていないようです。オーニッシュ博士は、健康志向に対する反動が起こっていると述べています。その例が、今日流行している(しかし反対者も多く論争の的になっている)アトキンス博士の低炭水化物ダイエットです。この食事は、オーニッシュ博士の提示する低脂肪食では避けられる、肉、チーズ、バターなどの食品の摂取を推奨するものです。オーニッシュ博士は、何を食べるかの選択は個人の自由であるが、誤った情報によって誤った選択がされてはならないことを指摘し、またメディアが高たんぱく質ダイエットを批判せずに報じていることを警戒しています。
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