エキストラバージンオリーブ油は肝臓組織の酸化性損傷を防ぐかもしれない、という報告。
80匹のラットを対象に、2,4-ジクロフェノキシ酢酸(除草剤)によって引き起こされた肝障害へのオリーブ油(オリーブ油、オリーブ油から抽出した親水性画分と親油性画分)の影響を調べたところ、親油性画分で肝障害改善効果は見られなかったが、オリーブ油と親水性画分は抗酸化酵素活性を増加させ、肝障害のマーカーを減少させた。
オリーブ油の親水性画分は肝細胞に対する直接的な抗酸化作用で、毒素による酸化性ストレスを減らす可能性があるという。
オリーブ油は肝臓での抗酸化作用だけでなく、冠動脈性心疾患リスクの減少、がんの予防、免疫反応の正常化、炎症反応の緩和などの大きな健康効果も期待されているが、より詳細な研究が必要だと研究者らは述べている。
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