ダイエットサプリメント・ダイエット食品と肥満と糖尿病

　オーストラリアで肥満の外科手術を受けた100人以上の脂肪組織と血清の代謝マーカーを解析し、やせている女性から採取したものと比較したところ、太っている人はやせている人に比べ脂肪組織でマクロファージの数が多く、脂肪組織における炎症反応がインスリン抵抗性（インスリンが効きにくい状態）と関係することを示す結果が報告された。

　脂肪組織の炎症反応がインスリン抵抗性の原因となることを人体における研究で初めて示したものである。
　減量により肥満を解消すると脂肪組織での炎症反応が消失し、糖尿病の原因となるインスリン抵抗性も弱まることも本研究で示されたという。
　研究者は脂肪組織の炎症反応に関係する細胞が特定されたことで、肥満糖尿病治療薬の開発の一助となると自信を示している。